2013年5月26日日曜日

終わったかと思ってた「シュガーマン」がまだやってた!ので速攻で自転車漕いでみてきました。いやーほんとに良いですよ!これは。こんなに美しい話があったなんて。5月31日まで見れますのでゼッタイ観てくれよなッ!
...とはいえ誰も観ないと思うので、多少のネタバレを恐れずに感想をいいますと、美しいと思ったのは、彼の復活劇ではなく彼の生き方そのものなんですね。再び評価されたとき、彼が言ったのは、「やったぜ!これが本当の俺なんだ」ではなくて「自分は人生を二度生きた」だそうです。音楽で生きていくことをやめてから、家の解体や廃屋の掃除などをして生活していたのですが、三人の娘には「貧しくても魂は美しく」と教え、図書館や美術館によく連れて行ってくれたそうです。脚光を浴びることになっても普段の生活を変えず、得た収益のほとんどは家族や貧しい人に贈ったといいます。
彼は大学のときに哲学を学んでいたそうで、彼の生き方や、彼の素晴らしい詩には彼が哲学から学んだことが現れているのではないか、とも思いました。
大学のときに哲学の授業で、「哲学は他の学問と違って何かの役に立つ訳ではない。けれども哲学を学んだ人は人生を誤らない」というようなことを言われたことを思い出しました。

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