2011年9月27日火曜日

 仕事が関係している分野であることもあり、以前から興味はあったんですがなかなか訪れる機会がなく、一年あまりたっていたのですが、9月いっぱいで閉館(一時的に)されると知り、最後のチャンスであった日曜日、慌てていくこととなりました。  展示そのものも非常に興味深いのですが、注目すべきは博物館の博物館学的価値とも言える部分かと思います。まさにウルトラマンの時代の科学、昭和が夢見た希望に満ちた未来、そんな思いを感じさせる場所です。船に見立てた巨大な施設、巨大なボイラーの模型、たくさんのミニチュア、記録映画を移すブラウン管、ボタンを押すとLEDが光るジオラマ、船のラジコンコーナーなどなど見る人(特に子供たち)を楽しませる工夫も至る所にあります。  人類学の中に博物館人類学(?)という分野があって、例えば博物館はネイティブアメリカンをどのようなまなざしでとらえてきたか、といったことを調べている人たちがいました。ぼんやりとしか覚えてないですが。一時閉館ということで昭和っぽさをリニューアルして再開ということを考えているのでしょう。ぜひ再開してほしいと思います。ただ今以上にすばらしい展示となると、かなり難しい仕事になるのは必至です。それは、その仕事が現代の科学、夢のある未来像をどれほど魅力的に展示するかに掛かっているからです。現代の科学の魅力とはどんなところなのでしょうか。夢のある未来とはどんな姿をしているのでしょうか。ちなみに日曜日の展示の中で最新のトピックは尖閣領土問題と東北地震でした。  何か投書みたいになってしまいましたね。

0 件のコメント:

コメントを投稿