2012年10月21日日曜日


情熱のピアニズムを見ました。彼の人としての側面がよく描かれていました。自分としては、彼の演奏がどう変化したのかというところをもっと良く知りたかったし、聞きたかったので、ちょっと退屈かなと思った所もありましたが、それでも彼が自分の体の弱さを誰よりも自覚していて、人の何倍も一生懸命生きた彼の生き様が非常によく伝わってきました。
「小さい頃からピアノの鍵盤が歯に見える。演奏前、ニタニタと笑うその歯を見せて『どうだ、弾きこなしてみろ』と笑いかけてくるように見える」という言葉が印象的でした。南仏人らしく言うことが大げさで、また常に人を楽しませることに執着していたため、話半分に聞かないといけない、という人だったようですが、この言葉は本当だと思いました。

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